パフォーマンス風楽  

 

動法の稽古過程で各人が追求するジャンルの交錯から生れ出る遊びの数々

 

風楽の四季

 

 

個の源を辿りつつ 他者の中に生き切ると 人は風になる 型を隠し 自己表現を脱し  命の自然の時を生きんと 吹かれ行く

 

 

日本の中世の芸能は  神代の記憶を湛えながら あたかも古代と近代を竜巻きのように吸収し  その目玉は時空を縦横無尽に 駆け廻っているかのようだ   お能が掛かる舞台とは  すなわち近代の引率者たる進化論が瓦礫の如く吹き飛ばされ  我々が信奉し駆け登ったはずの階段が  音もなく消失してゆくのを見るものなのだ

 

風楽はこの根源的生命力を継承せんとする  それは意識から伝統芸能という厚い衣装を脱がせ 風を体験し直すことから始まる  お能の今日の姿から限りなく遠くにありながら  その水を掬い 心行くまで飲まんとする

 

 

創造と破壊の現場から忘れ去られた原野で  世界はフッと眠りに落ちる  寝息は夜空に紛れ 生まれる前の闇の彼方から  姿なき形象がほんのり響きわたっては 消えてゆく

 

ここではそれぞれが存在の起源へ向かいながら  互いの間合いを 紡いで居る

風の音摺れ イキ それは我々の体から消えていった聲霊が  未明の言葉で 戻り来る処なのである

 

 

暁や光の水に鳥は飛ぶ

 

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